歯周病治療
歯周病は、歯垢や歯石が原因で起こる病気です。初期の段階では、歯肉炎となり、歯茎が腫れたり、出血したりすることがあります。放置すると、歯槽骨が溶け始め、歯がぐらぐらしたり、抜けたりすることがあります。
歯周病は、早期発見・早期治療が大切です。軽度であれば、歯垢除去などの治療で治りますが、重度の場合は、歯周組織の再生を促す治療が必要です。
歯周病の症状がある場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。
歯周病の目安
- 歯茎が腫れている
- 歯茎が後退している
- 歯茎から出血している
- 口臭がある
段階的治療法
予防法
一番簡単で最善の予防法は「歯磨き」です。歯垢(細菌の塊)が歯に付かないように毎朝、毎食後、寝る前の歯磨きを習慣付けてください。
軽度の場合
歯石除去
軽度の場合、見える部分の歯石を徹底的に除去して歯周組織を正常な状態に治すことはできますが、その後は毎日の丁寧な歯磨きが必要です。
中等度・重度の場合
歯周病が進行して歯槽骨が溶けてしまうと、歯周ポケットの深さを2mm以内にするために、歯周外科的療法が必要です。
当院の歯周病治療の特徴
豊富な歯周病治療実績
当医療法人には、歯周病の治療実績が豊富な歯科医師が在籍しているため、定期的に開催しているドクター勉強会で治療例を共有し、各ドクタースキルの向上をさせています。また、多くの治療例を精密審美会のサイトに公開をしておりますのでご覧ください。
歯周病の段階や状況に合わせた治療法
歯周病が進行すると、歯を支えている骨である歯槽骨が溶けてしまい、歯がぐらついたり、最終的には歯を失うことがあります。これらの症状に対して行われる代表的な手術が、以下の3つです。
患者様の歯周病の進行度合いや状況に患部の状況に合わせて、最適な歯周外科的療法を行います。
- 歯槽骨再生治療
- 歯茎移植術
- 歯槽骨整形術
① 歯槽骨再生治療
歯周病によって失われた歯槽骨を再生させる治療法です。
目的
歯周病によって失われた骨を再生させ、歯周組織を回復させることで、歯の喪失を防ぎ、残っている歯を長く健康に保つことを目指します。
方法
歯周ポケット(歯と歯肉の間にできた隙間)をきれいにし、骨誘導物質や人工骨などを用いて、失われた骨を再生させます。
特徴
歯周病がかなり進行している場合や、インプラント治療を希望する際に、骨の量を増やすために行うことがあります。
治療費の目安
¥55,000~110,000/歯
② 歯茎移植術
歯周病によって歯肉が後退したり、歯根が露出したりした場合に行われる治療法です。
目的
歯根を覆って保護し、歯周病の進行を抑制したり、歯の根が露出することで起こる知覚過敏を改善したりします。
方法
口腔内の他の部分から歯肉を採取し、歯根が露出している部分に移植します。
特徴
歯周病の進行を遅らせるだけでなく、見た目を改善する効果も期待できます。
治療費の目安
¥55,000~110,000/歯
③ 歯槽骨整形術
歯周病によって骨が吸収されたり、歯の形が悪かったりする場合に行われる治療法です。
目的
歯周病治療後の歯周ポケットを小さくしたり、歯の形を整えたりすることで、歯周病の再発を防ぎ、審美性を向上させます。
方法
歯肉を剥がし、骨を削ったり、人工骨を足したりして、歯槽骨の形を整えます。
特徴
インプラント治療の前に行われることもあります。
治療費の目安
¥55,000~110,000/歯
当院の歯周病治療は下記のような方にオススメです
- 歯周病を完治したい
- 歯を抜かずに残したい
- 歯周病の再発を防ぎたい
- 虫歯になりにくくしたい
- しっかりと噛めるようにしたい
精密歯科治療の導入
歯周ポケットを健康な状態(深さ2mm以内)にするため、拡大鏡やマイクロスコープ(必要なケース)などの精密機器を使用する精密歯科治療を導入しています。
総合歯科治療
歯周病以外の治療が必要な場合、担当医と根管治療・セラミック治療などのエキスパート医師が連携し、患者様のご要望に合わせた治療計画を立て、スムーズな治療を実現できます。
再発の少ない歯周病治療
当院の治療ゴールは、患者様が今後しっかりとメンテナンスを行えば大きな治療(抜歯やインプラント、歯周外科)を行わなくても良い状態にすることです。治療の後も度々追加の治療を行ったり、治療した歯がすぐダメになってしまうような治療は行いません。
治療費
歯周病の段階や症状や患者様のご要望により、治療計画が異なります
- 歯槽骨再生治療
- 55,000円~110,000/歯(税込)
- 歯茎移植術
- 55,000円~110,000/歯(税込)
- 歯槽骨整形術
- 55,000円~110,000/歯(税込)
歯周病治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
- 歯周組織再生治療は患者様の状態によって術後の経過が異なります(見た目が改善しない場合もあります)
- 歯周組織再生治療は自費診療(保険適用外)となります
歯周病治療の症例紹介
渋谷しらゆり歯科に在籍する歯科医師が治療を行った歯周病治療の事例をいくつか下記に紹介いたします。
【40代】歯茎の再生治療で知覚過敏を治す
上の奥歯の知覚過敏がひどい事を悩まれてご来院されました。
【60代女性】膿が出る、歯茎再生治療
右下の歯から膿が出てグラグラする事を気にされて来院されました。
【40代女性】骨の無い上顎のインプラント
グラグラしている歯も多く、全体的に診てほしいというご相談で来院されました。
【30代男性】上顎、犬歯の歯茎再生治療
両方の犬歯の歯茎が下がっている事を気にして来院されました。
【40代女性】下顎前歯の歯茎再生
下前歯の歯ぐきが下がっていることが気になるという主訴でご来院されました。
その他の症例
歯周病治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
- 歯周組織再生治療は患者様の状態によって術後の経過が異なります(見た目が改善しない場合もあります)
- 歯周組織再生治療は自費診療(保険適用外)となります